「矯正治療は終わっているので、リテーナーだけ新しく作りたい」
「引っ越してしまい、矯正治療を受けた歯科医院へ通えない」
「現在のリテーナーが壊れたけれど、他院でも作り直せるの?」
このようなお悩みを抱えていませんか。
リテーナーは、矯正治療によって整えた歯並びを維持するための保定装置です。矯正治療が終わった後も継続して使用するため、紛失や破損、摩耗、変形などによって作り直しが必要になることがあります。
この記事では、リテーナーだけを作る方法、他院へ依頼するときの注意点、費用の目安、自宅で作製する方法を解説します。
リテーナーだけ作ることはできる?
矯正治療が終了し、現在の歯並びを維持することが目的であれば、リテーナーだけを作製できる場合があります。
特に、次のような事情で作り直しを検討する方は少なくありません。
- リテーナーを紛失した
- 落としたり踏んだりして破損した
- 熱湯や高温で変形した
- 長期間の使用で摩耗した
- 汚れやにおいが落ちなくなった
- 引っ越して以前の矯正歯科へ通えない
- 矯正歯科が閉院してしまった
- 旅行や出張に備えて予備が欲しい
他院で矯正した方のリテーナー作製に対応している歯科医院もあります。ただし、すべての歯科医院が対応しているわけではありません。新しい歯科医院へ依頼する場合は、予約前に「他院で矯正治療を受けたが、リテーナーだけを作りたい」と伝え、対応の可否や費用を確認しましょう。
なぜ矯正後もリテーナーが必要なの?
矯正装置を外した直後の歯は、周囲の骨や歯周組織がまだ安定していません。そのため、元の位置へ戻ろうとする「後戻り」が起こる可能性があります。
リテーナーには、移動させた歯を新しい位置に保持し、歯並びが安定するのを支える役割があります。また、歯は矯正治療直後だけでなく、加齢、かみ合わせ、歯ぎしり、食いしばり、舌や唇の癖などの影響でも少しずつ動くことがあります。
矯正治療が終わったからといって、自己判断でリテーナーの使用を中止するのはおすすめできません。装着期間や1日の装着時間については、原則として矯正治療を担当した歯科医師の指示に従いましょう。
他院で矯正したリテーナーを作る3つの方法
1.矯正治療を受けた歯科医院へ依頼する
最初に検討したいのは、矯正治療を受けた歯科医院への再作製依頼です。治療時の記録や歯型、口腔内スキャンデータが保存されていれば、それらを利用して作製できる可能性があります。保証期間内であれば、通常より低い費用で再作製できるケースもあります。
元の歯科医院へ依頼するメリットは、治療前後の歯並びや矯正内容を把握していることです。一方、引っ越しなどで遠方になった場合や予約が取りにくい場合は、通院の負担が大きくなることがあります。
2.近くの歯科医院や矯正歯科へ相談する
元の歯科医院へ通えない場合は、近くの矯正歯科などへ相談する方法があります。一般的には、現在の歯並びやかみ合わせ、虫歯、歯周病などを診察したうえで、歯型採取または口腔内スキャンを行います。
対応範囲や料金体系は歯科医院ごとに異なります。リテーナー本体の費用に加え、初診料、検査料、歯型採取料などが必要になることもあるため、総額を確認することが大切です。
3.自宅で歯型を取る製作サービスを利用する
歯並びが安定しており、透明なマウスピース型リテーナーの交換や予備を希望する場合は、自宅で歯型を採取して製作するサービスも選択肢になります。
- オンラインショップで注文する
- 自宅に歯型採取キットが届く
- 説明書に沿って歯型を取る
- 採取した歯型を返送する
- 歯型をもとにリテーナーが製作される
- 完成品を自宅で受け取る
通院時間を確保しにくい方にも利用しやすい方法ですが、診察を受ける方法ではありません。現在の歯並びや口腔内の状態によっては、先に歯科医院へ相談する必要があります。
リテーナー作製費用の目安
リテーナーの費用は、装置の種類、片顎か上下か、診察や検査の有無などによって異なります。公開されている歯科医院の料金例では、片顎1個が税込11,000円、他院で矯正した方のマウスピース型リテーナーが片顎13,750円、上下1セット27,500円という設定があります。別途、初診料が必要な場合もあります。
これらは個別の料金例であり、全国一律の相場ではありません。本体価格だけでなく、受け取りまでの総額、通院回数、作製期間、調整や再製作の条件も含めて確認しましょう。
| 確認項目 | 確認する内容 |
|---|---|
| 装置本体 | 片顎か上下セットか |
| 初診・診察 | 本体価格とは別に必要か |
| 検査・歯型採取 | レントゲンや口腔内スキャンを含むか |
| 装置の種類 | マウスピース型、プレート型など |
| 調整・再診 | 装着後の調整費が含まれるか |
| 配送・再製作 | 送料や、合わない場合の対応条件 |
作り直す前に確認したい5つのポイント
1.現在のリテーナーが最後まで入るか
リテーナーが入らない、途中で止まる、大きく浮く場合は、歯が移動している可能性があります。無理に押し込まず、矯正歯科へ相談しましょう。
2.強い痛みや圧迫感がないか
一部の歯だけが強く痛む、歯ぐきから出血する、かみ合わせが変わったと感じる場合は、自己判断で使用を続けないでください。
3.歯並びが変化していないか
前歯の重なり、歯の隙間、歯のねじれなどが現れている場合は、後戻りが進んでいる可能性があります。リテーナーは、原則として現在の歯並びを保持するための装置であり、後戻りした歯を積極的に動かす矯正装置ではありません。
4.虫歯や歯周病の症状がないか
歯の痛み、歯ぐきの腫れ、出血、強い口臭などがある場合は、リテーナー作製より先に歯科医院を受診しましょう。
5.詰め物や被せ物を変更していないか
矯正終了後に詰め物や被せ物、インプラントなどの治療を受けると、以前の歯型から作ったリテーナーが合わない場合があります。口腔内の形が変わっている場合は、現在の歯並びから新しい歯型を取る必要があります。
矯正治療を終えた時期、治療方法、現在のリテーナーの種類、作り直す理由、現在の装置が入るか、歯並びの変化、最近受けた歯科治療などを整理しておくとスムーズです。
自宅でリテーナーだけ作れるTeethclean
「リテーナーだけ新しくしたいけれど、歯科医院へ通う時間がない」「以前の矯正歯科が遠い」「紛失や破損に備えて予備を作りたい」という方には、自宅で歯型を採取して注文できるTeethcleanのリテーナーがあります。
自宅に届くキットを使って歯型を採取し、返送された歯型をもとにオーダーメイドで製作します。完成品も自宅で受け取れるため、注文から受け取りまで通院する必要がありません。
2026年7月31日現在、初回キットは税込10,890円、登録済みの歯型を利用できる再注文は税込9,680円から案内しています。価格、対象となる顎、オプション、送料などは変更される場合があるため、注文時に商品ページの最新情報をご確認ください。
Teethcleanが向いている方
- 他院で矯正治療を受け、リテーナーだけ作りたい
- 矯正終了後の歯並びが安定している
- 透明なマウスピース型を希望している
- 通院の時間を確保しにくい
- 紛失や破損に備えて予備が欲しい
- 再注文の手間を減らしたい
歯科医院への相談を優先した方がよいケース
- 現在のリテーナーが入らない、または強い痛みがある
- 歯並びやかみ合わせが明らかに変化している
- 虫歯や歯周病が疑われる
- 歯がぐらついている
- 再矯正を希望している
- 固定式リテーナーが外れた、または壊れた
Teethcleanのリテーナーは、矯正治療や歯科診断の代わりになるものではありません。現在の歯並びを保つことが目的であり、動いてしまった歯を元に戻すための矯正装置ではない点に注意してください。
他院で矯正した方も、自宅から作製を始められます
交換用・予備用のリテーナーを、オンラインショップでご確認ください。
Teethcleanオンラインショップを見るまとめ|他院で矯正していてもリテーナーだけ作れる場合がある
他院で矯正治療を受けた方でも、元の矯正歯科、近くの歯科医院、自宅で歯型を取る製作サービスなどを利用して、リテーナーだけを新しく作製できる場合があります。
歯並びの変化や痛みがある方は、歯科医院への相談を優先してください。一方、歯並びが安定しており、通院せずに交換用や予備のリテーナーを作りたい方には、自宅で注文する方法も選択肢になります。
リテーナーは、矯正治療で整えた大切な歯並びを守るための装置です。紛失や破損、変形が起きてから長期間放置せず、早めに作り直しを検討しましょう。