「マウスピースケースを開けたら、なんだか臭う」「毎日使っているうちに気になるニオイが出てきた」——ナイトガードやマウスピースを使っている方から、こうした声はよく聞かれます。口の中に直接つけるものだからこそ、ニオイや衛生面は気になるところ。今回は、ニオイの原因と正しい除菌ケアの方法をまとめました。
なぜマウスピースは臭くなるのか
マウスピースのニオイの多くは、唾液や飲食物のカスがマウスピース表面に付着し、そこで雑菌が繁殖することが原因です。特に就寝中に使うナイトガードは、寝ている間の唾液に長時間さらされるため、日中使うタイプよりもニオイやぬめりが出やすい傾向があります。また、洗浄が不十分なまま保管ケースに入れてしまうと、ケースの中で湿気がこもり、雑菌がさらに増えやすい環境になってしまいます。
こんな洗浄方法はNG
- 熱いお湯で丸洗いする(変形の原因になります)
- 歯磨き粉でゴシゴシこする(研磨剤で細かい傷がつき、汚れがたまりやすくなります)
- 洗浄せずにそのままケースにしまう
- 濡れたままケースに密閉して保管する
特に「熱いお湯」と「歯磨き粉での研磨」は、マウスピースを傷めるだけでなく、表面の傷に汚れや雑菌がたまりやすくなり、かえってニオイの原因を増やしてしまうことがあるため注意が必要です。
正しい除菌ケアの手順
- 使用後はすぐに水またはぬるま湯ですすぐ(唾液や汚れを早めに洗い流す)
- 柔らかい歯ブラシでやさしく表面をこする(マウスピース専用ブラシがあればなお良い)
- 専用の洗浄剤・除菌剤を定期的に使う(入れ歯用・マウスピース用の洗浄剤が市販されています)
- しっかり乾燥させてから保管ケースに入れる(濡れたまま密閉すると雑菌が繁殖しやすくなります)
- 保管ケース自体も定期的に洗う(ケースの中も汚れがたまりやすい場所です)
毎日のひと手間ですが、この基本を守るだけでニオイの発生をかなり抑えることができます。
それでもニオイが取れない場合
正しくケアしていても改善しない場合、考えられるのは素材の経年劣化です。マウスピースの素材は使い続けるうちに細かい傷や劣化が進み、そこに汚れが入り込んでしまうことがあります。この状態になると洗浄だけでの改善は難しく、作り直しを検討したほうが衛生的に安心です。
- 洗浄してもぬめりやニオイが取れない
- 表面が白く濁ってきた、ざらつきが出てきた
- 使用開始から1年以上経過している
上記に当てはまる場合は、買い替えのサインと考えてよいでしょう。
まとめ
マウスピースのニオイは、日々の正しい洗浄・乾燥・保管で多くが防げます。それでも改善しない場合は、素材の劣化のサインかもしれません。清潔に使い続けるためにも、定期的なケアと状態のチェックを習慣にしてみてください。
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